HARG療法
毛髪再生医療による
AGA治療
HARG療法
HARG療法(ハーグりょうほう)とは、AAPE® V2.0(えーえーぴーいーぶぃつー)というヒト脂肪幹細胞由来サイトカイン製剤を頭皮に注入することで、毛髪を再生させるAGA治療の1つです。
日本では、2006年から行われており、30ヶ国以上で使用されています。
Hair Re-generative theraphy(毛髪再生医療)の頭文字をとってHARG療法と呼ばれています。
3~4週間に1回お越しいただき、細い注射針で頭皮に注入します。
6回程度で効果を感じられます。
女性でもお受けいただくことが可能で、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドとの併用も可能です。
HARG療法の動画
HARG療法の治療の動画をご紹介しています。
注入方法や治療の雰囲気をご確認いただけます。
HARG療法の効果と症例写真
50代男性
左が治療前、右が9回治療終了後、1ヶ月後の写真です。
20代女性
左が治療前、右が4回治療終了後、1ヶ月後の写真です。
20代女性
左が治療前、右が6回治療終了後、1年後の写真です。
- 引用:上記3例の症例写真は、福岡大太朗・菅浩隆「幹細胞由来因子の毛髪再生への応用」
(「形成外科」第55巻 第10号, 克誠堂出版, 2012)より引用しています。
男性 21日後、56日後、90日後
左上が治療前、右上が1回目から21日後の写真で、左下が56日後(2回終了)、右下が90日後(3回終了)の写真です。
- 提供:メトラス株式会社
男性 6か月後
左が治療前、右が3ヶ月後(6回終了)の写真です。
- 提供:メトラス株式会社
男性 4か月後
左が治療前、右が4ヶ月後(4回終了)の写真です。
- 提供:メトラス株式会社
女性 6か月後
左が治療前、右が6ヶ月後(4回終了)の写真です。
- 提供:メトラス株式会社
※1回 ¥66,000
※状態により表示料金より高くなる場合があります。
主なリスク、副作用等 |
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HARG療法が効果を出す仕組み
髪を育てる組織として、髪の付け根に毛乳頭(もうにゅうとう)という組織があります。
毛乳頭は毛細血管(もうさいけっかん)から栄養を取り入れ、毛母細胞(もうぼさいぼう)に送り、髪を育てます。
また、毛乳頭細胞は加齢や、活性酸素の増加、ストレス、不規則な食生活、産後の脱毛などによって傷つけられてしまいます。
毛乳頭細胞を修復する方法として、頭皮から幹細胞抽出タンパクのAAPE®(えーえーぴーいー)を注入する方法があります。
AAPE® v2.0とは
AAPE® v2.0はAdvanced Adipose-derived stem cells・Protein・Extractsの略です。
ヒト脂肪幹細胞由来サイトカイン製剤になります。
培養中のヒト脂肪幹細胞の上清液(じょうせいえき)を凍らせて乾燥させた、生理活性タンパク質製剤です。
上清液とは、幹細胞を培養液の中で培養した際に出る、上澄みの溶液の事です。
また、サイトカイン(cytokine)とは、細胞から分泌されるタンパク質の事を言います。
サイトカインは生理活性タンパク質とも呼ばれています。
AAPE® v2.0は、従来のAAPE®より、生理活性タンパク質の濃縮技術が改善されており、生理活性タンパク質が12μg入っています。
AAPE® v2.0を頭皮に注入
薄毛を治療する場合、AAPE® v2.0を頭皮に注入することで、毛乳頭細胞を修復させ、髪の毛の成長を促す効果が期待できます。
※個人差があります。
AAPE® v2.0の役割
AAPE® v2.0を頭皮に注入し、髪の毛が成長する仕組みを解説します。
髪の毛の成長にとって悪い環境の頭皮
頭皮には、細胞や細胞の赤ちゃんの幹細胞(かんさいぼう)があります。
AGAやFAGAで薄毛に悩まれている方の場合、FGF-5によって、頭皮の細胞が弱っています。頭皮の細胞が弱っていると、髪の毛の成長にとって良くない環境状態となってしまいます。
AAPE® v2.0を頭皮に注入
頭皮の環境をよくするために、AAPE® v2.0を頭皮に注射により注入します。
AAPE® v2.0がシグナルを発信
AAPE® v2.0が幹細胞にを活性化させるシグナル(信号)を送ります。
AAPE® v2.0は従来のAAPE®より、この幹細胞を活性化させるシグナルが多く出るようになっています。
幹細胞が活性化
AAPE® v2.0からシグナルを受けると、幹細胞に周りから幹細胞が集まってきます。この現象をホーミング現象といいます。
また、幹細胞は、他の幹細胞とお互いに指令を出し合って活性化します。幹細胞間の情報伝達をパラクラインといいます。
AAPE® v2.0からシグナルを受けて活性化した幹細胞は自ら考えて、不足しているグロスファクターという成長因子を放出します。
細胞が元気になる
幹細胞より放出されたグロスファクターは弱った細胞を正常化させ、細胞を元気にさせます。
髪の毛の栄養素が毛乳頭に送られる
AAPE® v2.0により、弱くなった細胞が正常化すると、細くなっていた血管は太く戻り、血流も改善されます。
血管の状態が正常化すると、血流が増え、髪のもとになる栄養素や酸素が毛細血管から髪の付け根の毛乳頭に送られ、髪が成長します。
厳格な製造工程を経ています
AAPE® v2.0はヒト由来ですが、その製造には、厳しい生化学検査やウイルスチェックをクリアした、20歳の女性ドナー1名の脂肪細胞のみを使用されています。
健常な20歳の生化学試験にパスしたドナーから脂肪細胞を吸引し、間葉系幹細胞を取り出し培養します。
その後、Serum free culture medium <無血清培地>で低酸素状態でさらに培養し、サイトカイン(タンパク質)の分泌を促します。
また、培養前には培地を3回洗浄し、ガンマ滅菌を施しています。
この分泌タンパクを凍結乾燥した製剤がAAPE® Powderになります。
- 引用:メトラス株式会社提供資料「HARG療法」より一部修正
韓国での特許
AAPE®は製造元の韓国で特許を取得しています。
- 引用:メトラス株式会社提供資料「HARG療法」より一部修正
AAPE® V2.0の改良点
AAPE® V2.0は、 AAPE® を改良してできた無細胞の製剤です。
毛髪の再生に関連するナノ粒子である Hair StemvesicleTMを既存のAAPE潤より多く含有しているため、毛髪の再生能力を向上させる効果が期待できます。
韓国のProstemics社が 保有する独自技術のFTSC Technologyという幹細胞培養と微細環境における調節、濃縮等の技術を活用して製造されています。
FTSC Technologyにより、AAPE® V2.0はAAPE®に比べ、細胞間コミュニケーションに欠かせない、Hair StemvesicleTM(エクソソーム)をより多く抽出することが可能となりました。
毛乳頭細胞や皮膚線維芽細胞に反応するように誘導した幹細胞培養上清液のサイトカイン製剤です。
- 引用:メトラス株式会社提供資料「HARG療法」より一部修正
HARG療法の料金・概要
料金 | 頭部【1/3】 ・1回 ¥66,000 ・1クール(3回) ¥189,200 頭部【2/3】 ・1回 ¥132,000 ・1クール(3回) ¥330,000 *4回目以降(1回) ¥84,700 |
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施術時間 | 約30分 |
通院回数 | 3~4週間毎6回 |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | なし |
仕事・外出 | 可 |
その他 特記事項 |
効果は3回目以降(個人差あり) |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
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このページの監修・執筆医師
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医師
遠山 貴之(とおやま たかゆき)
日本美容外科学会認定専門医
麻酔科専門医-
略歴
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- 1997年
- 順天堂大学 医学部卒
- 1997年
- 順天堂大学医学部付属病院 麻酔科入局
- 2006年
- 共立美容外科・歯科 入局
- 2020年
- 共立美容外科 上野御徒町院院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 総括副院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
麻酔科専門医
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