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ほくろ除去の切開法の見出し

切開法による「ほくろ除去」

最終更新日:  2022年12月23日

  • 記事:監修医師
    日本美容外科学会専門医
    磯野 智崇

  • 監修の磯野医師

ほくろ除去の切開法とは

ほくろ除去切開法とは、ほくろの周りを紡錘状の形に切開し、ほくろを切除する手術方法です。

小さいほくろの場合は、ハサミで切除します。

ほくろの根も含めてしっかりと除去することができるため、ほくろの再発リスクが低いです。

切開法では、止血性に優れた電気メスを使用して行いますので、出血のリスクを抑えながら、しっかりとほくろを根本から除去することができます。

大きなほくろにお悩みの方や、一度の手術でしっかりと効果を感じたい方にオススメの方法です。

ほくろ除去の経過

手術前

手術前

首の後ろにある7mm程度のいぼ状のほくろです。

手術直後

手術直後

手術直後の状態です。レーザーを当てて止血しているため、くろっぽくなっています。

1カ月後

1カ月後

1カ月後の状態です。赤みもほとんどなく、綺麗にほくろが消えています。

2ヶ月後

2ヶ月後

2ヶ月後の状態です。

除去した部分もまわりと同化してきました。

くぼみもほとんどありません。

皮膚の再生と共にさらに馴染んでいきます。

手術方法

切開法によるほくろ除去を消しゴムを使用してわかりやすく、日本美容外科学会認定医の浪川院長が解説しています。

デザイン

ほくろ除去のデザイン

紡錘状にデザインします。

切開

ほくろの切開

デザインした線に沿って切開します。

除去

ほくろをピンセットて?取っているところ

ほくろを除去します。

縫合

縫合

切開した傷跡を丁寧に縫合します。

切開法のメカニズム

ほくろの切開法の図の説明

ほくろを線に変える

切開法は薄い傷跡が残る場合があります。

傷跡が残ったとしても、薄いため、ほくろより目立ちません。

そのため、大きいほくろを薄い傷跡の線に変えるイメージを持たれると切開法を理解しやすいです。

傷跡の線の長さは、ほくろの直径の約3倍になります。

細胞を丸ごと切除

切開法は、メラニン色素の集合体である「ほくろ」を、周辺の組織も含めて、根本から切除することができる手術方法です。

レーザーを使った手術よりも、より深くまでアプローチできるため、深く根をはったようなほくろに対しても有効です。

また、くりぬき法よりも広範囲に渡ってしっかりと細胞を切除できますので、切除法によるほくろ除去は、再発の可能性がとても低いという特長があります。

除去後はしっかりと縫合

大きいほくろを根本から除去した後は、丁寧に縫合します。

縫合することによって一時的に縫合跡が残ってしまうことがありますが、しっかりと傷口を縫合することで、肌の再生を促し、結果的に早期に傷が治癒する可能性が高くなります。

また、細菌感染や化膿のリスクも最小限に抑えることができます。

傷口がふさがった後に抜糸

切開法は縫合手術となりますので、手術後、傷口がふさがったタイミングで抜糸となります。

抜糸のタイミングは手術(手術)の状況や傷跡の状態によって異なりますので、患者様ごとにご案内させていただいております。

レーザー治療とくり抜き法との違い

ほくろの切開法のデザイン

切開法が、レーザー治療やくりぬき法のほくろ除去と大きく異なるのは、「再発リスクを極力減らすことができる」という点です。

レーザー治療やくりぬき法では、「今あるほくろ」に対してアプローチする手法をとっていますが、切開法の場合には、ほくろの周辺の組織や、ほくろの根よりもやや深い部分までしっかりと細胞を除去することが可能です。

ほくろそのものはもちろん、今後ほくろへと変化するであろう部分にしっかりと対処することができます。

傷跡の残にくさと再発のリスクのバランスを絶妙に調整しながら手術を行うことが重要です。

痛みについて

ほくろ除去のカウンセリング

麻酔クリームや局所麻酔を使用するため手術中や手術後の痛みはほとんどといっていい程ありません。

また、痛みのない手術に加え、心理的な不安も軽くなるように優しい接客を医師と看護師は心掛けています。

ダウンタイム

ほくろの術後のテーピング

切開法は切開口を縫合する必要がありますので、手術後しばらくは手術跡が目立ってしまうというデメリットがあります。

術後約1週間程度は医療テープを貼って傷跡を保護していただくことで、乾燥や細菌から傷を防ぎながら、よりきれいで目立たない仕上がりになるような術式を採用しております。

また、効果の高い手術方法ですが、ダウンタイムが必要な手術でもありますので、体のほくろに対しては問題ないですが、顔のほくろ除去に関しては、ご予定の調節などのご協力をいただく必要があります。

ダウンタイム中は、激しい運動や入浴に対する制限は術後数日間必要です。(傷跡の大きさによって異なりますので、詳細はカウンセリング時にお伝えさせていただきます)

皮弁法

大きいほくろを単純に切開すると、その分傷跡が大きくなってしまいます。傷跡を目立たなくするために、顔など目立つ部分は、皮弁法(ひべんほう)という特殊な切開方法で手術を行います。

皮弁法は高度な技術を伴うため、その分、値段が高くなります。

切開法によるほくろ除去の概要

手術料金 【切開法(剪除法を含む)】
1mmあたり ¥19,800

【皮弁法】
1mmあたり ¥49,800
手術時間 切開法(剪除法を含む)】
10分から30分程度

【皮弁法】
30分から1時間程度
通院回数 2回(手術・抜糸)
※ハサミで切開する場合は抜糸の必要はありません。
回復までの期間 5日~1週間(腫れ1週間)
カウンセリング当日の治療
入院の必要性 なし
制限事項 切開部位を安静にする。
仕事・外出 可能
その他特記事項 とくになし

    料金に関する詳細が知りたい方

  • 表示料金は目安の金額となります。
  • 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
    いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。

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このページの監修・執筆医師

  • 医師 磯野 智崇(いその ともたか)

    医師

    磯野 智崇(いその ともたか)

    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学 形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院 整形・形成外科入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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共立美容外科

共立美容外科・歯科|切開法や皮弁法によるほくろ除去のページをご覧の皆様へ

このページは2024年11月に最終確認をしています。
このページでは、切開法や皮弁法によるほくろ除去の値段や手術方法に関して医師が分かりやすく解説しています。大きなほくろの場合は皮弁法で対応する場合があります。