シミ、そばかす、肝斑、くすみ、トーニング治療
ピコレーザー -ピコドリーム-
ピコドリームとは

Pico Dream(ピコドリーム)は、2波長のレーザーを搭載した、ピコレーザーの医療機器です。ピコレーザーは主に、シミ、そばかす、肝斑、肌を明るくするトーニング、太田母斑、入れ墨除去の治療に使われます。
衝撃波で色素を破壊

PicoDream(ピコドリーム)は、ピコ秒「1兆分の1秒」という超短時間でレーザー光を照射します。
ピコドリームのレーザー光は、熱作用ではなく、衝撃波によってシミ、そばかす、肝斑などの色がついている等の黒色や茶色の色素を極小レベルまで粉砕します。
熱による肌ダメージを与えないので、痛みや炎症後色素沈着のリスクが軽減され、ダウンタイムの心配もほとんどありません。
このような方に向いています

- シミを治したい
- 肝斑を治したい
- 肌を明るくしたい
- トーニングをしたい
- 太田母斑を治したい
- ほくろを取りたい
- そばかすを治したい
- ニキビ跡を治したい
- 毛穴を引き締めたい
- シワを治したい
ピコドリームとQスイッチレーザー

ピコドリームは、レーザー光の衝撃波でシミ、そばかす、肝斑などの茶色や黒色の色素を破壊して治療します。
同じレーザーの光でシミやそばかす、肝斑を治療する医療機器に「Q-switched(Qスイッチ)レーザー」と呼ばれる医療機器があります。 Qスイッチレーザーはレーザー光の衝撃波ではなく、熱エネルギーで茶色や黒色の色素をなくします。
Q-switched laser(キュースイッチレーザー)で代表的なレーザーは、
ヤグレーザー(Yag laser)
アレキサンドライトレーザー(Alexandrite Laser)
ルビーレーザー(Ruby Laser)
があります。

Qスイッチレーザーはレーザー光のエネルギーを熱に変換して、熱で色素を無くすのに対して、ピコレーザーはレーザー光のエネルギーを光熱作用ではなく、光音響作用で瞬時に黒色や茶色の色素を粉々にして、シミや肝斑、そばかすなどの黒色や茶色の色素を治療します。
医療機器のレーザーの波長

ピコドリームとQスイッチレーザー(ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー)はそれぞれ照射する波長が違います。
波長はnm(ナノメートル)という単位で表されます。ナノメートルは10億分の1メートルです。
ピコドリームとヤグレーザーは1064nm(ナノメートル)と532nmの2つの波長を出すことができます。一方で、アレキサンドライトレーザーは755nm、ルビーレーザーは694nmになります。波長の長さにより、皮膚への浸透具合が変わります。
1064nmと532nmの2つの波長

ピコドリームは、真皮などの皮膚の深い層の色素をターゲットとする1064nmと、表皮などの皮膚の浅い層の色素をターゲットとする532nmの2つの波長を出すことができます。
つまり、皮膚の浅い層と深い層の両方の茶色や黒の色素を破壊し、シミ、そばかす、肝斑、太田母斑、あざを治療することができます。
-深い層- | -浅い層- |
---|---|
ほくろ 日焼けによるシミ 老人性のシミ そばかす 肝斑 太田母斑 扁平母斑 |
茶あざ 老人性色素斑 炎症性色素沈着 |
パルス波形

シミやそばかす、肝斑治療などで使われる医療機器は、レーザー光で茶色や黒色の色素を破壊して治療します。レーザー光はパルス波形という波をうって照射されます。
ヤグレーザー、アレキサンドライトレーザー、ルビーレーザーなどのQスイッチレーザーは10億分の1秒(ナノ秒)の幅で照射されるのに対して、ピコドリームはナノ秒の1000分の1の、1兆分の1(ピコ秒)で照射されます。
痛みはほとんどありません

ピコドリームはQスイッチレーザー(ナノ秒)の1000分の1という短い時間にエネルギーを閉じ込めています。そのため、その分Qスイッチレーザーよりエネルギーを凝縮することができるので、強いエネルギーを照射することができます。
強いエネルギーですが、1秒間の1兆分の1しかエネルギーを感じないため、痛みはほとんどありません。
茶色や黒色の色素を粉々に

ピコドリームは1秒間の1兆分の1というとても短い時間でエネルギーを与えます。1兆分の1秒というとても短い時間にエネルギーが凝縮されているので、エネルギーがとても強く、衝撃波が生まれます。
この衝撃波で茶色や黒色の色素を破壊します。

シミやそばかすなどの色素を石に例えると、ピコドリームのレーザー光が当たると、色素は衝撃波によって小石や砂利(じゃり)よりも小さい、砂のように細かい粒子になります。
砂のように粉々になった色素は貪食細胞(どんしょくさいぼう)といわれる白血球の一種に食べられて体外に照射されます。
色素はピコドリームによってとても小さく粉々にされるので、そのぶん貪食細胞が食べやすくなるので、体外に排出されやすくなります。
ピコトーニング

ピコドリームは、ピコトーニングを行うことで、肌を明るくすることができます。ピコトーニングとは、1秒間に7〜10回程度のレーザーを顔全体に当てる治療方法になります。
ピコトーニングは、Qスイッチレーザーで行うレーザートーニングより強いエネルギーで行うことができます。
また、強いエネルギーですが、Qスイッチレーザーのように熱ではなく衝撃波で色素を破壊していくので、色素沈着などのおそれはほとんどありません。

紫外線に当たったり、年齢を重ねると表皮と真皮の間の基底層(きていそう)にあるメラノサイトという組織にシミの原因となるメラニンが過剰に蓄積されてしまいます。
顔全体にレーザーを当ててトーニングすることで、メラニン色素を破壊することができ、細かいシミや、くすみをなくすことができます。
また、古くなって表面に垢(あか)や角質となってでてきたよごれにもレーザーが反応し、汚れをなくすことので、肌を明るくすることができます。
肝斑

ピコドリームは、肝斑の治療を行うこともできます。
肝斑は強い刺激を与えてしまうと、余計に濃くなってしまいますが、ピコドリームのピコトーニングはエネルギーを肝斑に均一に当てることができるので、強すぎる刺激を与えずに、肝斑の色素を破壊することができます。
医療機器のレーザー光の型

レーザー光にはガウシアン型とトップハット型の2つの型があります。
ガウシアン型

ガウシアン型は、この図のように山なりの形をしています。レーザー光が強すぎる個所や弱すぎる個所などまばらに存在しています。
弱すぎるレーザー光が当たると効果がでませんし、逆に強すぎるレーザー光を当ててしまうと、刺激が強すぎて肝斑がかえって目立ってしまったり、本来はレーザーのエネルギーを加えたくない周辺組織にもダメージを与えてしまう場合があります。
トップハット型

一方のピコドリームのレーザー光の型はトップハット型という、レーザー光が均一に当たる型をしています。
レーザー光を均一に当てることができるので、周辺組織にダメージを与えづらく、狙った個所に狙った強さでレーザー光を当てることができます。
刺激を与えすぎると目立ってしまう肝斑の治療も丁寧に行うことが可能です。
シミ(顔全体)・ソバカス・くすみ

顔全体のシミ、そばかす、くすみを治療する場合、ピコトーニングを行います。
治療期間を4週間ほどあけて、状態にもよりますが、4〜6回程度行います。
部分的にあるシミ

顔全体にあるシミではなく、部分的にあるシミは、その部分にのみ、スポットを当てて治療します。濃さや程度によりますが、おおよそ、5㎜程度のシミで2〜3ショット、レーザー光を照射します。
治療回数は1回から6回程度です。治療間隔は4週間ほどあけて行います。
背中のシミ

背中のシミを治療する場合、ピコトーニングを行います。
治療期間を4週間ほどあけて、状態にもよりますが、4〜6回程度行います。
3つのポイント

1. 10段階で調整可能
2. セブンジョイントガイドアーム
3. フラクショナルヘッド
10段階で調整可能

ピコドリームは1秒間に1回から10回レーザー光を照射できるよう10段階で設定することができます。
また、レーザー光の直径は1㎜から10㎜の10段階で細かく設定可能です。
セブンジョイントガイドアーム

ピコドリームのアームは、セブンジョイントガイドアームと呼ばれ、360度自由に回転することができます。自由な角度と自由な距離でレーザーを照射しやすいよう、医師が使いやすいように作られています。
フラクショナルヘッド

ピコドリームのレーザー光がでるヘッドをフラクショナルヘッドに付け替えると、フラクショナルレーザーとして使用することができます。

フラクショナルヘッドに付け替えると、レンズから六角形のレーザー光が照射され、衝撃波で真皮に小さい穴を1回のレーザー光の照射で184個程度の穴を真皮付近に空けて、真皮付近を傷ついた状態にします。
傷ついた状態を治そうと、人間の体が自然治癒する過程でコラーゲンが生成され、皮膚がひきしまったり、傷跡がぼけてなくなったり、凹みも薄くなったりする効果があるので、ニキビ跡やシワ治療、毛穴の開きの治療に使うことができます。
クレジットカードや、医療ローンもご利用いただけます。
クレジットカード
カードや分割払いが可能です。
※取り扱いカードは、VISA、マスター、 JCB、アメックス、DC、ダイナースです。
※クリニックによって取り扱いカードが異なる場合がございます。
※手数料は不要です。


医療ローン
医療ローンもご利用いただけます(月々のお支払い5,000円〜)。
※審査があります。
※医療ローン会社に手数料を払う必要があります。
※利用可能なローンは、ジャックス、オリコ、アプラス、フレックスです。

医療ローンもご利用いただけます(月々のお支払い5,000円〜)。
※審査があります。
※医療ローン会社に手数料を払う必要があります。
※利用可能なローンは、ジャックス、オリコ、アプラス、フレックスです。

ピコドリーム(ピコレーザー)の概要
保険適用外の自由診療
料金 | ■しみ取り 1箇所 ¥10,010〜¥110,000 ■ピコドリームトーニング <顔全体>(目の近くを除く) 1回 ¥20,900 6回コース ¥110,000(約¥18,334程度/1回あたり) 10回コース ¥173,800(¥17,380/1回あたり) ※1回あたり約2500ショット〜4000ショット <背中上部> 初回 ¥46,200 6回コース ¥245,300(約¥40,884程度/1回あたり) 10回コース ¥357,500(¥35,750/1回あたり) ※1回あたり約4000ショット〜5000ショット ■ピコドリームフラクショナル <顔全体>(目の近くを除く) 1回 ¥33,000 6回コース ¥184,800(¥30,800/1回あたり) 10回コース ¥286,000(¥28,600/1回あたり) |
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- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
最新の日本美容外科学会 学会長としてのご報告

2019年4月に行われた、第107回日本美容外科学会で共立美容外科・歯科の理事長の久次米秋人が務めました。
2020年は日本美容外科学会が中止となりましたので、2021年時点で最新の美容外科学会になります。
当学会では、2日間にわたり、特別講演やシンポジウムなど30ものプログラムを通して、国内外から参加した登壇者と参加者とが一丸となり、美容医療の発展に寄与しました。
当院としても、移り変わる社会からの美容医療への要求に対して、お応えできるよう日々研鑽(けんさん)を積んでまいります。
また、第109回日本美容外科学会は2021年5月26日、27日を予定しています。
学会の様子についてはこちらをご覧ください。
内閣府認定 日本美容医療協会

日本美容医療協会(JAAM)は、内閣府から認定された美容分野の公益社団法人です。
「すべての人に美しくなってほしい」ことを目的としています。
当院の久次米秋人理事長と、野本俊一医師は日本美容医療協会の理事として、皆さまと専門医をつなぐ架け橋になるよう努めています。
当協会は美容分野で唯一、内閣府より公益社団法人の認定を受けています。
様々な科目の専門医が在籍

当院には、様々な科目の専門医が在籍し、当サイトも執筆、監修しています。
例えば、日本形成外科学会が認定する形成外科専門医、日本外科学会が認定する外科専門医、日本麻酔科学会が認定する麻酔科専門医、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科専門医、日本抗加齢医学会が認定する専門医、日本外科学会が認定する外科専門医、日本救急医学会が認定する救急専門医、日本旅行医学会が認定する認定医、日本禁煙学会が認定する認定指導医です。
また、日本美容医療協会理事で厚生労働省認定臨床研修指導医でもある日本医科大学付属病院の野本俊一が在籍しています。
様々な科目の専門医や出身者による総合的な医療の上に成り立っているのが、共立美容外科なのです。
定期的な研修や勉強会を開催し、IMCAS(世界皮膚老化会議)などの参加を通じて、医療技術の向上に努めています。学術研究についてはこちらをご覧ください。
医学博士も在籍

当院には、医学博士の新妻 克宜医師が在籍しています。
学会発表などアカデミックな視点からも、美容医療の向上に努めています。
そして、全ての医師が解剖学を学んでいます。
早稲田大学の経営管理研究科と提携

共立美容外科は早稲田大学の経営管理研究科と2017年から2021年現在まで、提携講座を開設しています。
当院のスタッフが、接遇サービスや、おもてなし、どのようなクリニックが選んでいただけるかといった講義を行っております。
また、「真っ当な医療を患者様に丁寧に届ける」という企業理念を崩さないことが大切であるという話もしています。
この理念は、クリニックとして開院以来30年間一貫しています。
当院のサービス向上部門には、早稲田大学大学院のMBAや博士課程のスタッフが複数名在籍し、スタッフの人材育成に努めています。
早稲田大学との提携講座を通じ、患者様にご満足いただけるような接遇サービスの向上に日々、努めています。
「日本美容外科医師会」認定医療機関

「日本美容外科医師会」は、美容外科医が中心となり、美容医学の推進と美容医療の質向上を目的として結成された特定非営利活動法人です。
所属するには、以下の条件を満たしていなければなりません。
・院長は医師会の会員であること
・共済会に加入して三年以上であること
・過去に重大事故(後遺障害3級以上)をおこしていないこと
さらに、以下の審査項目があり、これらも認定への大切なポイントとなります。
・美容外科110番でのクレーム状況
・美容外科への貢献度
・医師としての倫理感
・手数料、更新料の支払状況
これらの審査基準を満たして日本美容医師会に所属しているということは、クリニック選びの重要な指針となるはずです。
また、当院の久次米秋人理事長は、日本美容外科医師会の理事として美容医療を通じて医学の進歩と社会の福利に貢献するよう努めています。
新型コロナウイルス感染症に対する院内の取り組み

厚生労働省対策本部の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解(令和2年3月9日及び3月19日公表)を受けて、院内の備品、施設の消毒管理、外気の取り入れ(換気)、全てのスタッフの体調管理等を行っています。
詳しくは、下記ページをご覧ください。