目の下のたるみ取り/クマ取り治療
下眼瞼切開法
(皮弁法・ハムラ法)
目の下のたるみ取り/クマ取り治療

目の下のたるみ取りは、目の下のクマ取りとも言います。
目の下には目袋というふくらみがあります。
このふくらみは、眼窩脂肪(がんかしぼう)という脂肪でできています。
眼窩脂肪は、眼球の下のクッションの役割をしていますが、眼窩脂肪の前にある眼輪筋(がんりんきん)という筋肉が弱くなると、前に出てきてしまいふくらみを目立たせます。
目の下の皮膚は薄いため、眼窩脂肪が膨らみ皮膚を伸ばすと、老化によりコラーゲンやエラスチンがなくなると皮膚に針がなくなり、そのまま、「たるみ」になってしまいます。
眼窩脂肪のふくらみと、たるみの凹凸は陰影をつけるので、それがクマになります。
目袋と涙袋

目の下には、涙袋と目袋(めぶくろ)の2つの袋がありますが、目の下のたるみやクマの原因になるのは、目袋になります。
目袋は、眼窩脂肪が前に押し出されてふくらみができますが、年齢とともに、そのふくらみの下に影ができたり、凹みができて、クマができます。
さらに年齢を重ねると、それがたるみになり、下まぶたと頬との境界に瞼頬溝(けんきょうこう)やゴルゴラインと呼ばれる深いしわが刻まれます。
2つの方法

目の下のたるみを取る場合、切らない方法と切る方法があります。
切らない方法は、下まぶたをめくり、裏側の粘膜に5mm程度の穴を空けて、そこから眼窩脂肪を取る方法です。この方法は経結膜脱脂法といいます。
一方の切る方法は下まつ毛のラインに沿って切開し、眼窩脂肪を除去し、余った皮膚も切除します。
この方法を「下眼瞼切開法(かがんけんせっかいほう)」といいます。
下眼瞼切開法で眼窩脂肪を除去せずに、目の下のへこんでいる部分に移動させるハムラ法という方法を行う場合もあります。
このページでは下眼瞼切開法を解説しています。
切らない方法の経結膜脱脂法は下記ページをご覧ください。
日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が動画で解説
切る方法「下眼瞼切開法」
目の下のたるみ取りの切る方法「下眼瞼切開法」の手術方法や腫れなどのダウンタイムについて、日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
切らない方法「経結膜脱脂法」
目の下のたるみ取りの切らない方法「経結膜脱脂法」の手術方法や腫れなどのダウンタイムについて、日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
また、切らない方法の経結膜脱脂法の詳しくは下記ページをご覧ください。
このような方に向いています。

- 皮膚のたるみが気になる方
- 目の下のふくらみ(眼窩脂肪)が気になる方
- 目の下(下眼窩骨縁部)のくぼみが気になる方
- 目の下のシワ が気になる方(シワが影になり、たるんで見える)
- 目の下にハリがない方
- 疲れて見える方
- 年齢より老けて見える方
- 目の下に皮膚のたるみと脂肪の両方ある方
目の下のふくらみやクマができる原因
眼輪筋と眼窩脂肪

目の下には、目袋のふくらみの原因となる、眼窩脂肪(がんかしぼう)という眼球の下にあるクッションのような脂肪が存在します。
この眼窩脂肪が、前に出ないように、眼輪筋(がんりんきん)という筋肉と眼窩隔膜(がんかかくまく)という瞼板と頬骨を結ぶ膜が支えとなって防いでいます。
眼窩脂肪が前に出る

しかし、年を重ねて眼輪筋や眼窩隔膜が弱ってくると、眼窩脂肪を支えられなくなり、眼球の重さで押し出された眼窩脂肪は、この画像のように前に出てしまい、下まぶたの「ふくらみ」や「たるみ」を形成してしまいます。
ふくらみによって皮膚が伸びると、シワができてしまい、この目の下のシワはなかなかファンデーションでは隠せない部分になります。
下眼瞼切開法(かがんけんせっかいほう)
デザイン

下まつ毛から下に1mm程度の個所を下まつ毛に沿って5mm~1cm程度目尻まで切開するラインをデザインします。
傷跡は、まつ毛の下に隠れ、目尻の傷跡は笑いジワに馴染むので、他人からはほとんど分かりません。
脂肪を取るor位置移動する

下眼瞼切開法は、眼窩脂肪を取り除く皮弁法(ひべんほう)と眼窩脂肪を位置移動させるハムラ法があります。
皮弁法(ひべんほう)の場合、患者様の目の状態に合わせて適量、眼窩脂肪を取り出します。
ハムラ法の場合、目の下の凹みを埋めるように眼窩脂肪を位置移動させます。
ハムラ法は、下まつ毛に沿って切開せずに、下まぶたをめくって傷口が表側から見えないように、裏側から脂肪を位置移動する「裏ハムラ」という方法で行う場合もあります。
たるみを伸ばす

皮膚がたるまないように、眼輪筋を目尻の上の方に引っ張り、目尻にある骨の骨膜に糸で縫合して固定します。
余分な皮膚を切除

皮膚を目尻に向かって引上げ、たるみやクマを形成している余分な皮膚を切除します。
またそれと同時に目の下のシワを伸ばします。
縫合

傷跡が目立たないように、ナイロン糸で目の下のまつ毛に沿って縫合します。
切る方法と切らない方法の選び方

目の下のたるみを取る場合、切る方法「下眼瞼切開法」と切らない方法「経結膜脱脂法」があります。
目の下のたるみは、眼窩脂肪を除去したり移動したりするか、余分な皮膚を除去することで治療します。
切らない方法の場合は、余分な皮膚を除去することができません。
その代わりに、傷跡が残りません。
どちらを選択するのかは、患者様の好みになります。
傷跡がどうしても心配な方の場合は、余分な皮膚除去することが出来なくても切らない方法を選択される方が多いです。
また、ダウンタイムの問題もあります。
切らない方法の場合は、内出血や腫れは少しでますが、傷口が表にないため、ファンデーションで隠すことが可能です。
一方、切る方法の場合、術後1週間程度、腫れ・内出血が目立ってしまい、それに、抜糸までファンデーションで隠すことができません。
そのため、結果をどこまで求めるかで、患者様切る方法にするのか、切らない方法にするのかを医師とご相談の上お決めいただきます。
本来切った方が結果がでるにもかかわらず、切らない方法を選んだ場合、皮膚が余ったり、想像の仕上がりとは異なり、皮膚にハリが出ない等の結果が生じ、満足度は下がってしまうかもしれません。
どちらにするかの判断基準ですが、「年齢」「皮膚のたるみの多さ」「患者様ご本人のご希望」の3つなります。
まず、年齢ですが、20代や30代の若い方の場合、皮膚のたるみも少ないため、切らずに脂肪だけとっても皮膚がすっきりとした目元にすることができます。
もし、お年を召した方で、切らない方法がいい場合、まずは切らずに眼窩脂肪を取りだして、その後に、マイクロCRFといって、ご自身の体から採取した良質な脂肪を、目の下の凹みに注入することで、凹みを埋めて自然な仕上がりにすることが可能です。
2つめの、皮膚のたるみが多さについてですが、たるみが多く、そのたるみを解決したい場合は、切る方法がお勧めです。
3つめの「患者様ご本人のご希望」ですが、絶対に切りたくなかったり、ダウンタイムを取りたくない場合は、まずは切らない方法で行うことをお勧めしています。
目の下を除去した後のひと手間
眼窩脂肪を除去した後に、良質な脂肪を注入して目の下の形を整える方法もあります。
脂肪を除去した場所に、再度脂肪を注入するのは矛盾があるように聞こえますが、注入する脂肪は、マイクロCRFといって、不純物がなく滑らかなご自身の濃縮された脂肪なので除去した脂肪とは性質が異なった脂肪になります。
マイクロCRFを注入することで自然な目の下の形を形成することができます。
よくあるご質問
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手術後の腫れや内出血はありますか?内出血や腫れが目の下に現れます。1週間から2週間程度でなくなります。
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化粧はいつからできますか?抜糸後から可能です。目の下以外の個所については翌日から可能です。詳しくは主治医にお伺いください。
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シャワーはいつからできますか?傷口を濡らさなければ、当日から可能です。
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麻酔は局所麻酔ですか?全身麻酔ですか?局所麻酔になります。点眼麻酔のあとに、極細の麻酔針を使用し丁寧に麻酔液を注入します。点眼麻酔が先に聞いているので、針の注入の痛みもほとんどありません。
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目の下のたるみは、一回取ればもう出ませんか?人は、年齢とともに老化していきますので、一度たるみを取ったからといって、もうたるみが出ないという事は残念ながらありません。ただし一度たるみを取れば、実年齢よりかは若く見え続けることは継続します。それこそがエイジングケア手術の最重要目的だと思います。
目の下のたるみ取り/クマ取りの概要
手術料金 | ¥330,000~¥880,000 ※皮弁法、ハムラ法、裏ハムラ法などによって異なります。 多くの場合、皮弁法の¥330,000になります。 |
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手術時間 | 約45分~75分 |
通院回数 | 1回~3回(カウンセリングと手術、抜糸、検診) |
回復までの期間 | 約1週間~2週間程度 |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | なし |
仕事・外出 | ほとんどのケースで、翌日より可能 |
その他特記事項 | なし |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
最新の日本美容外科学会 学会長としてのご報告

2019年4月に行われた、第107回日本美容外科学会で共立美容外科・歯科の理事長の久次米秋人が務めました。
2020年は日本美容外科学会が中止となりましたので、2021年時点で最新の美容外科学会になります。
当学会では、2日間にわたり、特別講演やシンポジウムなど30ものプログラムを通して、国内外から参加した登壇者と参加者とが一丸となり、美容医療の発展に寄与しました。
当院としても、移り変わる社会からの美容医療への要求に対して、お応えできるよう日々研鑽(けんさん)を積んでまいります。
学会の様子についてはこちらをご覧ください。
内閣府認定 日本美容医療協会

日本美容医療協会(JAAM)は、内閣府から認定された美容分野の公益社団法人です。
「すべての人に美しくなってほしい」ことを目的としています。
当院の久次米秋人理事長は日本美容医療協会の理事として、皆さまと専門医をつなぐ架け橋になるよう努めています。
当協会は美容分野で唯一、内閣府より公益社団法人の認定を受けています。
様々な科目の専門医が在籍

当院には、様々な科目の専門医が在籍し、当サイトも執筆、監修しています。
例えば、日本形成外科学会が認定する形成外科専門医、日本外科学会が認定する外科専門医、日本麻酔科学会が認定する麻酔科専門医、日本抗加齢医学会が認定する専門医、日本外科学会が認定する外科専門医、日本救急医学会が認定する救急専門医、日本旅行医学会が認定する認定医、日本禁煙学会が認定する認定指導医です。
様々な科目の専門医や出身者による総合的な医療の上に成り立っているのが、共立美容外科なのです。
定期的な研修や勉強会を開催し、IMCAS(世界皮膚老化会議)などの参加を通じて、医療技術の向上に努めています。学術研究についてはこちらをご覧ください。
医学博士も在籍

当院には、医学博士の新妻 克宜医師が在籍しています。
学会発表などアカデミックな視点からも、美容医療の向上に努めています。
そして、全ての医師が解剖学を学んでいます。
早稲田大学の経営管理研究科と提携

共立美容外科は早稲田大学の経営管理研究科と2017年から2021年現在まで、提携講座を開設しています。
当院のスタッフが、接遇サービスや、おもてなし、どのようなクリニックが選んでいただけるかといった講義を行っております。
また、「真っ当な医療を患者様に丁寧に届ける」という企業理念を崩さないことが大切であるという話もしています。
この理念は、クリニックとして開院以来30年間一貫しています。
当院のサービス向上部門には、早稲田大学大学院のMBAや博士課程のスタッフが複数名在籍し、スタッフの人材育成に努めています。
早稲田大学との提携講座を通じ、患者様にご満足いただけるような接遇サービスの向上に日々、努めています。
「日本美容外科医師会」認定医療機関

「日本美容外科医師会」は、美容外科医が中心となり、美容医学の推進と美容医療の質向上を目的として結成された特定非営利活動法人です。
所属するには、以下の条件を満たしていなければなりません。
・院長は医師会の会員であること
・共済会に加入して三年以上であること
・過去に重大事故(後遺障害3級以上)をおこしていないこと
さらに、以下の審査項目があり、これらも認定への大切なポイントとなります。
・美容外科110番でのクレーム状況
・美容外科への貢献度
・医師としての倫理感
・手数料、更新料の支払状況
これらの審査基準を満たして日本美容医師会に所属しているということは、クリニック選びの重要な指針となるはずです。
また、当院の久次米秋人理事長は、日本美容外科医師会の理事として美容医療を通じて医学の進歩と社会の福利に貢献するよう努めています。
新型コロナウイルス感染症に対する院内の取り組み

厚生労働省対策本部の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解(令和2年3月9日及び3月19日公表)を受けて、院内の備品、施設の消毒管理、外気の取り入れ(換気)、全てのスタッフの体調管理等を行っています。
詳しくは、下記ページをご覧ください。
施術部位から探す
目の上や目の下など、気になる部位から施術を探せます
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